難民について

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難民について

紛争や迫害によって故郷を追われた人

(2025年6月時点)


世界では、紛争や迫害のために、住んでいた場所を離れなければならない人がいます。
難民」とは、人種や宗教、国籍、政治的意見、あるいは特定の社会集団に属することなどの理由で、自国にいると迫害を受けるおそれがあるため、他の国に逃れ、国際的な保護を必要とする人のことを指します。武力紛争や戦争から逃れてきた人も、これに当てはまれば「難民」とされます。

国を出て安全な場所を求める難民に加えて、自国の中で避難生活を送る「国内避難民」もいます。また、どの国からも国民と認められず、基本的な権利が保障されないまま暮らしている「無国籍者」もいます。

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UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)は1950年に設立され、現在は130カ国以上で活動しています。故郷を追われた難民や国内避難民、無国籍者などを守り、一人ひとりが尊厳をもって生活できるよう支援しています。活動は、緊急時の物資提供から生活再建のサポート、恒久的解決策の推進まで多岐にわたり、これまでに2度ノーベル平和賞を受賞しています。

1991年から2000年には、UNHCRのトップである国連難民高等弁務官を緒方貞子さんが務めました。

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日本にも、難民としての背景を持つ人たちが暮らしています。一人ひとりのストーリーを通して、それぞれの人生や経験にふれてみませんか。

1970年代後半、ベトナムやラオスなどから多くの人々が紛争を逃れて避難しました。
日本は国際社会と協力して約1万人を受け入れ、これが本格的な難民受け入れの始まりとなりました。

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UNHCRでは、難民への共感と連帯を広げるために、さまざまなプロジェクトを展開しています。ぜひあなたも加わり、行動の輪を広げてください。