BOOKS
BOOKS

明日をさがす旅 故郷を追われた子どもたち

[作] アラン・グラッツ
[訳] さくまゆみこ / 福音館書店
難民の体験を知る

1939年にナチの迫害から逃れてドイツから船でキューバに向かったヨーゼフ、1994年に父親が逮捕されそうになりキューバからボートでアメリカに向かったイサベル、2015年に空爆で家を失いシリアから陸路でヨーロッパへ向かったマフムード。歴史的事実にもとづくこの作品では、時間も場所も状況もそれぞれ違う3人の難民の子どもの物語が、最後にはつながります。難民のことを「自分ごと」として感じるために、ぜひ読んでください。

紹介した人

さくまゆみこ(翻訳家)