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オマルとハッサン:4歳で難民になったぼくと弟の15年

[作]ヴィクトリア・ジェミスン
[原案]オマル・モハメド
[絵]イマン・ゲディ
[訳]中山弘子
[監修]滝澤三郎 / 合同出版
難民の体験を知る

故郷ソマリアから弟のハッサンと逃げてきたオマルが、ケニアのダダーブ難民キャンプで多感な少年時代を生き抜いた記録。優しいタッチの絵とともに難民たちの心情が胸に迫る1冊。発達障害のある弟の面倒を見ずに学校に行っていいのか悩み、勉強することで空腹に耐え、学校の長期休暇は何もすることがなく考える時間が増えるから嫌いと言うオマル。彼の半生に触れ、同じ時を生きる難民たちに寄り添う一歩を。原題『When Stars are Scattered』

紹介した人

特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン