世界第2の高峰K2に日本人女性として初登頂した小松由佳さんが、次の旅先として選んだのがシリア。その旅から生まれた彼女の視点は、とても新鮮で感動的でした。シリア人のアイデンティティの本質 を理解した描写の数々。そのなかには、シリア人の僕自身が気づいていなかったこともありました。 故郷とは物理的な“場所”ではなく、一緒に過ごす人々の存在があってこそ定義されるもの。僕が知ってほしいシリアについての真実が詰まった一冊です。
紹介した人
アナス・ヒジャゼィ(出身国:シリア、アクセンチュア株式会社、EmPATHy 初代共同代表、Japan Bridge 代表)