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おとうさんのちず

[作・絵]ユリ・シュルヴィッツ
[訳]さくまゆみこ / あすなろ書房
子どもたちのまなざし

戦争で家をなくした少年とその家族の物語。着の身着のまま、わずかな所持金で父親が買ったのは世界地図。その地図は少年にとって、安らぎ、知識、そして避難の手段となり、想像力、学ぶことの喜びにもつながりました。
幼いころ、私の両親も「地図」を贈ってくれました。難民の背景があるがゆえに、さまざまな困難もありましたが、暗い時代でも希望を持ち続けることができました。
世界中の難民の子どもたちに、みんなで「地図」を贈りませんか。きっと、希望につながる心の支えとなるはずです。

紹介した人

リアン(出身国:ミャンマー 、早稲田大学修士課程、EmPATHyメンバー)