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せかいいちうつくしいぼくの村

[作・絵]小林豊 / ポプラ社
子どもたちのまなざし

我々は皆難民の子孫である。
ヒトは地球という奇跡の環境で繁殖した。そして気候変動、寒冷化、疫禍、戦乱と、生存の危機に直面する度、難民化して生きのびてきたのだ。難民は摩擦も生むが、異文化や他の遺伝子との出会いは、ヒトの免疫力を一層高める効果を生み、現代人を存続させた。難民の問題は明日の人類が生き残るための鍵であり指針となり得る。
つまりこれは我々日本人の未来の話なのだ。

紹介した人

小林豊(画家・作家)