ページをめくると、
難民の“ものがたり”が
聞こえてくる。
二子玉川 蔦屋家電(2024年)
( ABOUT ) 『難民のものがたり展』とは
いま、この世界には、紛争や迫害によって故郷を追われた人々がいます。
その数は1億人を超えていますが、数字だけでは伝わらない
一人ひとりのものがたりがあります。
そのものがたりを知り、想像し、伝えていくこと。
それは、誰一人取り残さない未来を目指すための小さな一歩です。
それぞれの場所から、希望の灯をともし続けるために。
『難民のものがたり展』では、本を入り口に、
故郷を追われた人々への理解や共感を深めることを目指しています。
絵本、児童書、小説など多様な本をご紹介するとともに、
展示を企画いただける団体を募集しています。
今日この日、1冊の本のページをめくることから、始めてみませんか。
主催:UNHCR駐日事務所
展示の対象となる本 下記は一部です
難民一人ひとりのものがたりを知ること、平和をつくること、ともに生きること。さまざまな人・団体のおすすめの一冊をコメントとともにご紹介します。
- ジャーニー 国境をこえて フランチェスカ・サンナ 作/青山真知子 訳/きじとら出版 発行

-
世界中の誰もが安全に暮らす権利をもっていることについて、理解を広めたいと思いました。
紹介:フランチェスカ・サンナ(作家)
- バタフライ 17歳のシリア難民少女がリオ五輪で泳ぐまで ユスラ・マルディニ/ジョジー・ルブロンド 作/土屋京子 訳/朝日新聞出版 発行

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年齢や性別、経験なんて関係ない。強い意志があれば、なんだってやり抜くことができる。
紹介:MIYAVI(UNHCR親善大使・アーティスト)
- おとうさんのちず ユリ・シュルヴィッツ 作・絵/さくまゆみこ 訳/あすなろ書房 発行

-
世界中の難民の子どもたちに、みんなで「地図」を贈りませんか。きっと、希望につながる心の支えとなるはずです。
紹介:リアン(出身国:ミャンマー 、早稲田大学修士課程、EmPATHyメンバー)
- わかりあえないことから──コミュニケーション能力とは何か 平田オリザ 作/講談社 発行

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コミュニケーション、コミュニケーションと言うけれど、何をそんなにわかり合いたいのか。そんな疑問をお持ちの方に、お読みいただけると幸いです。
紹介:平田オリザ(劇作家・演出家)
- 海を渡った故郷の味 新装版 認定NPO 法人 難民支援協会 著/トゥーヴァージンズ 発行

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日本にいる難民の方から教えてもらった故郷の料理を集めたレシピ本。アジア、中東、アフリカの15の国・地域から45のレシピが掲載されています。
紹介:認定NPO法人 難民支援協会
- せんそうがやってきた日 ニコラ・デイビス 作/レベッカ・コッブ 絵/長友恵子 訳/鈴木出版 発行

-
安全な日本にいるわたしたちができる支援とはなんでしょうか?この絵本を読んだことが、あなたの支援の第一歩になります。
紹介:長友恵子( 翻訳家)
※本企画でご紹介する本は個人・団体からご提供いただいた情報に基づいており、その内容についてはUNHCR駐日事務所の組織の見解とは関連がありません。また、UNHCR駐日事務所として特定の本や著者などについて宣伝・推薦するものではありません。

( PLAN ) 『難民のものがたり展』を企画する
あなたの街で『難民のものがたり展』を開催してみませんか?
企画を実施いただけるみなさまには、展示に使用できる素材一式を提供しています。
展示を実施するには
- 計画を立てる
場所、期間などを決めます。
- 展示する本を選ぶ/そろえる
ブックリストを参考に、テーマに合った本をお選びください。展示に使用する本は、主催団体にてご用意をお願いいたします。
- UNHCRへ連絡・申請
展示概要をご記入いただき、名義申請書をご提出ください。
- 展示素材を受け取る
UNHCRから、パネルデータやしおり・リーフレットなどの素材が届きます。(※本は含まれません)
- 展示の実施と報告
本や展示物を設置し、展示が終了したらフォームから実施報告をお願いいたします。
展示にあたって提供可能な素材
展示を実施いただく際には、以下の素材をご提供しています。
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タイトルパネル -

引用パネル -

本の紹介文パネル -

しおり -

ブックリスト -

ワークシート -

UNHCR駐日事務所
活動紹介リーフレット
( CASE ) 事例紹介
『難民のものがたり展』を実施いただいた団体・施設等
自治体での実施事例

教育機関での実施事例

成蹊大学
学生のみなさんによるオリジナルPOP制作のほか、「難民映画祭」上映作品の予告動画の上映など、多様な形で本企画を展開してくださいました。
図書館での実施事例

書店での実施事例

教文館 子どもの本のみせ ナルニア国
ブックリストから特におすすめの10冊を選んでいただき、展示を実施いただきました。
さらに、独自のセレクトによる幅広い書籍の販売や、店頭での講演会も企画いただきました。
主催者より
- 展示に使用するポップやポスターも自館で追加で作成し、明るいイメージで手に取ってもらい、幅広い年齢層の方に注目してもらえるよう工夫し、児童書から一般書までを集めて展示を行いました。
- 硬いテーマですが、熱心に足を止めて、本を見て借りていかれる方が多くいらっしゃったことに、こちらも大変はげみになりました。
- 「この本はどこで扱っていますか?」などのご質問をいただき、関心を持っていただいたことを実感しました。また、絵本を展示したことにより、小さなお子様も多く手に取り、熱心に読む姿が見受けられました。
- 普段書棚にある本でも、表紙を見せて置くことをしていない作品が多かったので、そのインパクトはあったと思います。
- こうしたパッケージ型の企画で素材提供をいただけるのは非常に取り組みやすく、関連のオリジナルイベントを創出しやすいと感じます。
ワークショップ参加者より
- 難民のことをやさしい言葉と絵本で考えることができたことと、本の展示もよかったです。
- 絵本を通して、難民の方々が置かれている状況を考えることができました。
- 平和について考える良いきっかけになりました。
- 皆さんと和気あいあい楽しく学ぶ機会でした。
( FAQ ) よくある質問
- 展示の実施には費用がかかりますか?
展示素材のデータは無償でご提供しています。しおりやUNHCRのリーフレットは一定数まで着払いで郵送いたします。
なお、書籍の手配や印刷費など、展示にかかる実費は主催者様にてご負担をお願いいたします。
- 誰でも主催できますか?
図書館、書店、大学、自治体、NPOなど、団体であればどなたでも実施いただけます。個人での開催をご希望の場合は、事前にご相談ください。なお、学生の方が主催される場合は、学校職員の方に名義申請の窓口をお願いしています(申請にあたっての責任所在を明確にするためです)。
- 展示期間や準備にはどれくらい余裕が必要ですか?
展示期間は1か月程度が一般的ですが、会場に応じて自由に設定いただけます。名義申請から素材の受け取りまでは2週間程度を目安にご予定ください。
- 展示スペースが限られていても実施できますか?
はい、可能です。すべての展示素材を使う必要はありません。印刷サイズを小さくしたり、掲出するパネルの数を調整したりすることで、スペースに合わせた構成が可能です。ご不安な点があれば、どうぞお気軽にご相談ください。
- 本の内容や展示内容に制限はありますか?
展示の趣旨を明確に伝えるため、「難民のものがたり展」のタイトルパネルは必ず掲出いただきます。 展示する本は、ブックリストを参考に、子どもから大人まで手に取りやすい、やさしい言葉の本をお選びください。「難民」に関するものを中心に、「平和」「共生」「多様性」などのテーマを含めていただくことも可能です。 過度に暴力的な描写や刺激の強い内容を含む本については、来場者の年齢層や会場の環境に応じてご配慮をお願いいたします。
- 展示の内容を一部アレンジすることはできますか?
基本的な趣旨を保っていただければ、柔軟なアレンジは歓迎です。ご提供する展示素材の編集はご遠慮いただいていますが、関連する展示物を一緒に並べるといった工夫は可能です。事前にご相談いただければ、内容に応じてアドバイスもさせていただきます。
- 書籍はUNHCRが貸し出してくれますか?
書籍の手配は主催者様にてお願いいたします。所蔵がない場合は、近隣の施設からの取り寄せや購入をご検討ください。
- 展示の広報素材は提供されますか?
広報物の作成にあたっては、提供する素材をご活用ください。また、告知ページや投稿のURLをご共有いただければ、UNHCRの側でも発信させていただきます。
- 展示にあわせてイベントも開催できますか?
はい、可能です。これまでにも読書会、ワークショップ、トークイベントなど、さまざまな形で開催されています。 企画のアイデアや事例紹介も可能ですので、お気軽にご相談ください。
- 展示終了後、報告は必要ですか?
展示終了後に、報告フォームへのご記入をお願いしています。今後の改善や広報発信に活かすため、ご協力をお願いいたします。






